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自分はまとも人間で常に正しい?
「自分はまとも人間で常に正しい」と思っているようなことは有りませんか?
もし、こんな風に思っている人が居たら、ちょっと考えてみてください。
あなたの周囲に、大人しくて、自己主張もせず、要領は悪いが生真面目で仕事は一生懸命している。だけど、その人に腹が立つようなことは有りませんか?
そんな時、あなたは「俺は(私は)、正しくてまともだ(正しい)、あいつは普通じゃない」と思ったりしませんか?
会社の上司や学校の先生などの貴方は、部下や生徒の中に「標準的でない人」が居たら、どう思いますか?
普通の人に言うように指示を出しても理解できない、トンチンカンのことをしてしまう、覚えが悪く何度も指示を出さないと成らない、普通の人に出来ることが何故か出来ない、そんな人に貴方は腹が立って懲らしめてやりたいと思いませんか?
実は貴方が、腹の立つタイプの人であれば「特別な個性」の持ち主の可能性があります。この「特別な個性」は最近では「発達障害」などと呼ばれています。
もし、貴方が「発達障害」のことを特別な病気と思っているのでしたら、それは大きな間違いです。
「自分はまともで正しい」と思う貴方こそ発達障害の可能性があります。
まして、腹が立ったり、懲らしめてやろうと思うなら、確実に発達障害でしょう。一度「発達障害チェック」を受けられることをお薦めします。
そもそも発達障害とは「脳が異常」と思うこと自体が間違えています。極端な言い方をすれば誰でも持っているのが「発達障害」です。
発達障害という名称が、そもそも誤りなのです。
個性のことを「発達障害」名付けたことが大きな問題です。
世間で「発達障害」と云われることは「個性の違い」なのです。
世間で「発達障害」と云えば、人とのコミュニケーションが出来ない、拘りが強く普通のことが出来ない、考え方が変わっている、などと云われます。
そして社会で酷い目に遭うと引き籠ってしまうと思われています。
でも、実は強い「発達障害」を持っていても社会に出て地位が上の人もいます。それらの人たちに共通しているのが、性格が強い、負けず嫌い、何か有れば人を負かしてしまうほどの攻撃性がある、腹が立てばキレル。
性格に問題が有っても人格者に思われていて、人を統率する能力が有る人たち、そのような人たちには弱者を思いやる気持ちが微塵もない人たちが居ます。
これは正に発達障害の持ち主と云えそうです。
このような人たちに限って、自分と違うタイプの人に対して差別的な言動や態度を示します。そして常に「自分は普通で正しい」と思い込んでいます。
『神様の遣い』で早苗さんに酷い暴言、暴力を振るってきた父親、姉さん、学校の先生たち、みんな「発達障害」なのです。
人格者にも多く潜んでいる「発達障害」です。
発達障害は病気や障害ではなく、単なる個性の強弱なので、誰でも少なからず必ず持っています。要は発達障害というのはグレーゾーンの広い個性と云えます。しかも発達障害というものは、二つや三つの個性を指して居る訳では無く、何十という様々な個性なのです。ですから、人格者であって大きな組織の長であって業績を残していても、特別な個性が有り知る人ぞ知る問題を秘めていることだって珍しくは有りません。
この発達障害と云われる個性は、本人はまったく気付かないことも多いのです。それだけに厄介です。誰でも自分はまともと思っているからです。
偉い学校の先生だって暴力を振るったり、暴言を吐くようなら確実に発達障害が有ると思って間違いないでしょう。
さらに言ってしまえば精神科の医師ですら発達障害を持っている場合もあるのです。大学の教授だって発達障害を持っている可能性が有ります。
ですから、部下や生徒のことを「どうしようもない馬鹿」と思っている貴方も発達障害の可能性が強いのです。
こんな記事を書いている私も発達障害ですから、申し訳ありません。
■参考記事
【なぜ日本は「発達障害大国」なのか】
「発達障害を考えるとき、思い出してもらいたいのは童話の『みにくいアヒルの子』です。白鳥なのにアヒルの群れに入ってしまった、それが発達障害の人が置かれた状況。どんなに頑張っても白鳥はアヒルにはなれません。『努力してアヒルになれ』と叱咤激励しても、アヒルのようには鳴けず、結局、白鳥の子は白鳥にしか育ちません。白鳥には白鳥だけができることがあるはずで、その得意な分野を活かしていけばいいんです。僕は一当事者としても、声を大にしてこういいたい。『発達障害ライフを楽しもう』と」(本田氏)
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